味なし毒のお皿β

二代目毒のお皿

いわゆる虹の橋に行った話

我が家には犬がいます。5匹いました。
もともとは3匹と一緒に暮らしていて3年前に亡くなった祖母の形見の犬2匹を引き取って5匹と暮らしていました。
そのうちの1匹(ブラックタンなので仮にまっくろちゃんと呼びます)は
15歳の老犬なのですがいつも元気でご飯も毎日たくさん食べてました。
今年に入ってすぐまっくろちゃんの喉が腫れているのに気付き病院に連れて行くと全身に転移した癌だとわかりました。
何もしないと余命は1ヶ月で、治療をしても10ヶ月と言われましたがとりあえずできる治療をして残りの一年ない時間を大事に過ごそうと思いました。
治療が始まってみるみるうちに弱っていきました。癌と戦う薬ですから副作用とかも強いようで、下痢をしたりご飯を吐いたり息が苦しそうだったり辛そうでした。

昨日血便が出たので急いで病院に行くと薬によるショック状態になっていて低体温、あとは色々な臓器にダメージが出ていました。癌の薬自体は効果があって血液とか白血球の数値は良くなっていました。色々な臓器へのダメージは薬の副作用などではなく理由がわからないので検査をしました。1日かけて治療してもらったので低体温と血便は一旦落ち着きました。夜は家で暖かくして寝てまた次の朝一番で病院に行くように決めました。
ですが今日の早朝5時前に息を引き取ってしまいました。ずっと苦しそうに呼吸をしていましたが一際苦しそうになったあと静かになってそのまま息をしなくなりました。

治療を始める前はとても元気で、このまま治療をしないまま暮らしていた方が良かったのかなとかもっと早くに病気を見つけられなかったのかとか頭の中をずっとぐるぐる巡っています。
でもきっとどの選択肢を取っても悲しいことには変わりないので受け止めるしかないです。
そしてまっくろちゃんたちの犬種の寿命は約16年ほどだそうで、これだけ長生きをしていたら何かしらの病気にはかかるということだと思います。

まっくろちゃんはうちの子の中で一番体が大きくて毛がふわふわで抱っこが大好きな子でした。少しわがままなところがあって、触られたくない時に触ってよく怒られてました。
今は火葬場に運ばれて明日には小さな骨壷になって家に帰ってきます。
とても悲しくて今も泣いていますが他の4匹の子もいますし時間は止まらないので私も生活を続けなければいけません。

とりあえず残しておきたいことを書きました。まっくろちゃんありがとう。おやすみ(号泣

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