味なし毒のお皿β

二代目毒のお皿

一斉射撃と赤いスーツ

3月14日に名古屋のクアトロ ミソッカスとビレッジマンズストアのツーマン行ってきたのでビレッジマンズストアについて書く。


もともとはオトダマに行くって言った時友達から教えてもらったのが最初。それでネットで曲聴いて、ふんふんかっこいいなーで、とりあえずオトダマで聴いてみよう!って思ってたんだけど、ちょうどレコ発ツアーの最中で、路上ゲリラライブとかやってた時期。お金いらんし夏休みで時間あるしで一日中追いかけて初ビレッジ。9月3日。ちょっと遅れて着いてもう始まってて、ライブなんて2回しかいってなかったから全然慣れてなくてツイッターとかYouTubeとかで見てる人たちが本当に目の前にいるのが不思議で現実味なかったっていうのが最初の感想だった。そのあと警察ストップで場所変えて、それも追いかけて(一旦家帰ったけどまた出てって追いかけた馬鹿やってた。)勢いでファイナルのチケット買っちゃって、私はなんでも唐突にやって加減ができんくってっていう性格がよく出てた出来事。知らない曲がほとんどだったけどかっこよかったなぁ〜〜

なんの音もない中マイク握りしめて震えるほど声絞り出して天を向いてた水野さんはかっこよかった。

そのあとちょこちょこ行ってて多分一番多く行ってるバンドになったと思う。10回。多分。

ある日の授業中に暇だからツイッター見てたら一斉射撃というツアーやるってニュースが入ってきた。私の大好きな3バンドが全国まわるという。そんなのみて授業どころじゃなくなって、何も考えずに東名阪チケット買って、新年から遠征行きまくりの狂気の沙汰だった。3バンドとも見るたびに格好良さがましてって何にも考えてなかったけど本当に行ってよかった。ファイナルで新曲聴けて嬉しかった。ついていったことを後悔させない素晴らしい人たちだったよみんな

それでツアーファイナルからまるっと一ヶ月後のツーマン。クアトロなんて大きなハコで、ほぼソールドアウト。どんどん大きくなっていくの感じてた。

クアトロはステージの段差が大きくてかなり上を見上げるような形になってたんだけど、だからなのかすごく特別な感じだった。とてもかっこよくてステージの上で叫ぶ水野さんはまるでヒーローだった。彼らは激しく、優しく、明るく、寂しく絶望を歌う。

平凡な暮らしをしてて大した不幸も不遇もないのに不平不満を垂れ流して部屋の隅で絶望して泣いてる私を、死ぬ気もないのにゆるい紐を首に巻いたり切やしないものを手首にあめてみたりしてる私を、救いに来てくれる。自分だってマイクのコードで首くくってるくせに、クソみてーな毎日を生きてる顔してるくせに、大丈夫だからってステージの上から叫んでくれる。いつもいつも。彼らから絞り出される歌が、私の日々の絶望感に寄り添ってくれる救い上げてくれる。そんなヒーローに見えた。私は本当に救われているなと思う。きっとこれからもずっと。彼らがいる限り、彼らとずっとライブハウスで遊んでいる限りわたしは大丈夫なのだろね。