味なし毒のお皿β

二代目毒のお皿

最終少女ひかさGEKOKUJO名古屋ワンマン

私にとっての最後のひかさのライブが日曜に終わっちゃった。小さい箱だけどソールドアウトで、この場所にこんなにたくさんの人が入るなんて私は知らなかったよ。それと名古屋にこんなにたくさんひかさを観に人が集まってそれはもちろん今まで見てきた中で一番多くて、悲しくて悔しい気持ちもたくさんさせてしまってきたと思うけど最後にこの景色を彼らにあげられてよかった本当に。名古屋タローは男子率が高くてフェスっぽい人が多くて踊れる系の曲ではおそらく最上級の盛り上がりを見せたと思われる。
ライブ最後まで普通に観ていられると思ってたんだけど全然だめだった全部目に焼き付けたかったのに。最後らへんのMCまでは普通に聴いていて楽しい曲もあったし皆で座ってじっくり聴く曲(ほんとうに座って丸2曲聴いた)もあったし懐かしい岩野殺しもミニアルバムの曲も全体的に楽しかった。押しがめちゃくちゃ強くていつもなら逃げるくらい苦しかったけどその苦しさも嬉しかった。スカスカのフロアじゃこんな思いはできない。途中で聴いた曲が但野さんが話せる全部なんだろうなって思った。
最後のMCで今までの名古屋での全部を話してくれた。まだひかさになる前?のことか分からないけどこの前の弾き語りでも言っていた話。弾き語りで初めて来た名古屋でぼろぼろのライブをして恥ずかしくて泊まるはずだったみきこズのところに戻れなくて寝カフェで過ごした話。それからひかさになってがほっすぷと一緒にツアーでまわってきた話。クアトロでのライブが名古屋ですごく悔しかったって言ってた話。ここでワンマンやってやるって言ってた話。それから今日の景色。まだ解散なんて決めてなかった頃で次のツアー名古屋もワンマン入れるって言ったら周りの人から反対されたって言ってたけど名古屋でずっと待ってた私たちとか、真ん中の地域だから全国からタローがきっと来てくれること分かってたから決めたんだって。
人が少ないときからずっと支えてきてくれてありがとうって言ってくれて、私はずっと名古屋の人が少ないことをごめんなさいって私の体があと50個あればフロアをいっぱいにできるのにとか10人にも満たなかったのにそれでもまた来てくれて学生の頃の悲しい私を支えてくれてこちらこそずっとずっとありがとうって思ってた。けどこの話が始まった瞬間何かが切れたみたいに涙がぼろぼろ止まらなくなっちゃって但野さんの言葉で私がはじめてみたときからの記憶が全部ぶあーーって、すごく鮮やかに今まで忘れてたことも全部蘇ってきて前も見えないくらいに涙がたくさんになっちゃって泣いてる音が漏れないようにずっとタオルで顔を覆ってた。ひかさを始めて4年なんだって。私はそのうちの半分くらいしか知らないけどライブハウスのことも音楽のことも何も知らなかった私が始めてライブに行ってそれからたくさんのバンドに出会ってそれでもひかさのことはずっと一番大切なバンドのうちのひとつでした。すごく昔に作ったはずのディアマイフレンドは終わりの瞬間を歌っているみたいだったしアンコールラストのあーりんは全員がソールドアウトしたフロアに下りてきてカオスな一曲だったし、これで最後なんてわかんないくらいに楽しかった。涙も乾くくらいに。
ひかさが解散してからもう2ヶ月?いつ思い出してもつらくて音楽プレイヤーから流れてくるハルシオンに未だに泣いちゃうしつらいよーーでも今日やっとずっと下書きだったこの日記を投稿します。但野さんがステージの上から名前呼んでくれたこともずっと覚えてる。これからもずっと大好きなバンドです。おやすみ。また。